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The Hamburg Tapes / Gotthard (1996)

0258The Hamburg Tapes

スイスのハードロック・バンド、Gotthard(ゴットハード)のライブEP。The Hamburg Tapes - Special Live Edition と題され、1996年日本でのみリリースされたものです。録音は1996年4月ハンブルグのMarkthalle Hamburg。キャパ1000人程のホールだそうです。ブックレットにはクレジットがありませんが、アルバムG. のリリースに伴うツアーということで、スティーヴ・リー(vo)、レオ・レオーニ(gt)、マーク・リン(ba)、ヘナ・ハーベッガー(ds)のメンバー4人に加えて、マンディ・メイヤー(gt)、ニール・オトゥパッカ(key)がサポートでプレイしています。プロデュースはこれまでのアルバムと同じくクリス・フォン・ローアです。

Gotthardの最初のライブ盤となった本作、3rdG. から3曲、2ndDial Hard から2曲、計5曲しか収録されていないのが非常に残念。演奏も熱いし、客席の盛り上がりもすごい。#5"Hole In One"での、Deep Purpleの"Strange Kind of Woman"みたいなギターとボーカルの掛け合いなんか、ライブならではのカッコよさで思わずニヤニヤしてしまいます。翌年1997年のライブ盤D Frosted もありますがあれはアンプラグドだし。このThe Hamburg Tapes はフルレンスで出して欲しかったなぁ。

評価 ★★★★★
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. In the Name ( Leoni/Lee/Von Rohr)
02. I'm Your Travellin' Man (Andris/Meyer/Jamison)
03. Mountain Mama ( Lee/Leoni/Von Rohr)
04. Mighty Quinn (B. Dylan)
05. Hole In One ( Leoni/Lee/Von Rohr)

Producer - Chris von Rohr



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テーマ : HR/HM
ジャンル : 音楽

G. / Gotthard (1996)

0210G.jpg

スイスのハードロック・バンド、ゴットハードの3rdアルバム。相変わらず、ブルースとロックン・ロールをベースにしたオーソドックスなハードロックが詰め込まれた作品です。ただ、過去2作と比較するとロックン・ロール調の曲が多くなり、若干の変化が見られます。#7"Sweet Little Rock 'n' Roller"など、シンプルだけどものすごくカッコいいなぁ。パープルやレインボーを思わせる#9"Ride On"も、ハードロックの真髄といった感じで聴き手をワクワクさせてくれます。また、このバンドの得意技の一つとしてロマンチックに盛り上げるバラードがありますが、本作にも#13"One Life, One Soul"というクッサいヤツが入ってます。もちろんいい曲ですね。それから、恒例のカバー曲、今回はちょっと意外なところで1968年マンフレッド・マンのヒット曲"Mighty Quinn"です。元々はボブ・ディランの曲ですが、最初にリリースしたのはマンフレッド・マンで、その後もいろんな人がカバーしている有名曲。ゴットハード・バージョンは、泥臭くなり過ぎない程度の絶妙のアレンジで、アーシーなハードロックに仕立て上げられています。それから、日本盤のボーナス・トラックはツェッペリンの"Immigrant Song"。「移民の歌」という邦題が定着しているあの名曲を、現代風なソリッドなサウンドで再現しています。いや~カッコいい!結局今回もオープニングからラストまで、ダレることなく一気に聴ける充実の傑作と言わざるを得ないです。バンド・メンバーは前作と同じく、スティーヴ・リー、レオ・レオーニ、マーク・リン、ヘナ・ハーベッガー、プロデュースも同じくクロークスのクリス・フォン・ローアが担当しています。

なお2009年再発国内盤には、ヨーロッパ盤のボーナス・トラックだった"He Ain't Heavy, He's My Brother"と、"One Life, One Soul (Feat. Montserrat Cabell)"が追加され、全16曲収録となっています。

評価 ★★★★★
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Sister Moon (Steve Lee/Leo Leoni/Chris von Rohr)
02. Make My Day (Steve Lee/Leo Leoni/Chris von Rohr)
03. Mighty Quinn (Bob Dylan)
04. Movin' On (Steve Lee/Leo Leoni/Chris von Rohr)
05. Let It Be (Steve Lee/Leo Leoni/Chris von Rohr)
06. Father Is That Enough? (Steve Lee/Leo Leoni/Chris von Rohr)
07. Sweet Little Rock 'n' Roller (Chris von Rohr/Maurer)
08. Fist In Your Face (Steve Lee/Leo Leoni/Chris von Rohr)
09. Ride On (Steve Lee/Leo Leoni/Chris von Rohr)
10. In the Name (Steve Lee/Leo Leoni/Chris von Rohr)
11. Lay Down the Law (Steve Lee/Leo Leoni/Chris von Rohr)
12. Hole In One (Steve Lee/Leo Leoni/Chris von Rohr)
13. One Life, One Soul (Steve Lee/Leo Leoni/Chris von Rohr)
14. Immigrant Song (Jimmy Page/Robert Plant)

■Personnel
Steve Lee – vocals
Leo Leoni – guitar, vocals
Hena Habegger – drums
Marc Lynn – bass

Sammy Sanchez – slide guitar
Cat Gray – keyboards, percussion
Andrew Garver – harmonica
Jane Child – backing vocals

Producer - Chris von Rohr





テーマ : HR/HM
ジャンル : 音楽

Dial Hard / Gotthard (1994)

0163Dial Hard

スイスのハードロック・バンド、ゴットハードの2ndアルバム。1stのレビューでは、70年代ブリティッシュ・ハードロックのもっとも忠実な後継者だとか、ハードロックの魅力の全てがここにあるとかベタほめしましたが、2ndも同じことを書きたくなる素晴らしさです。いや~、なんでこんなにカッコいいんだろう。ロックン・ロール調の曲を基本として、ややメロハー寄りの正統派ハードロックとしか呼びようのない楽曲の数々が詰め込まれています。ん?どこかで聴いたことのあるフレーズが?リフがホワイトスネイクの○○に似てるとか、歌い回しがツェッペリンの○○に似てるとか、サビがY&Tの○○に似てるとか?野暮なことは言いっこなしです。正統的というのはこの場合つまり保守的ということでもあって、ハードロックの歴史を形作ってきた典型的なリフやコード進行、歌いまわし、歌詞の乗せ方を巧みに援用・借用することで、リスナーの「ハードロックらしさ」を求める気持ちを満足させているのです。正統派と称されるバンドの中でも、意識的に、ストイックなまでに正統派たらんとしているのがゴットハードというバンドの身上で、これは中々に貴重なことだと思っています。オリジナリティの追求に重きをおく人々によってロックは革新され、同時にジャンルは細分化していきます。原点を守ろうとする人々によって細分化する前のロックが保守され、時代に即して再生されていきます。これはロックに限らないことですが、ジャンルが一定の歴史を重ねた後に、既に出来上がった「そのジャンルらしさ」を守りながら、なおかつ自分たちの色や味を出していくにはかなりの力量がいる。それに成功しているこのバンドはやはり凄いと思います。

さて、前作ではパープルの"Hush"をカヴァーしていましたが、本作でもビートルズの"Come Together"、そしてサヴァイヴァーのジミ・ジェイソンが在籍していたコブラの"I'm Your Travelin' Man"を取り上げています。コブラのギタリストのマンディ・メイヤーは後にゴットハードに加入することになります。また日本盤のボーナス・トラックではツェッペリンの"Rock and Roll"まで演ってくれちゃっています。バンド・メンバーは前作と同じく、スティーヴ・リー、レオ・レオーニ、マーク・リン、ヘナ・ハーベッガーの4人。プロデューサーも同じくクロークスのクリス・フォン・ローア。ゲスト・ミュージシャンとして、前作にも参加していたパット・レーガン(key)の他、スティーヴ・ビショップ(gt)、スティーヴ・ベイリー(ba)がクレジットされています。どうもこのスティーヴ・ベイリー、ヴィクター・ウッテンとつるんで超絶ベース・プレイを聴かせる、あのスティーヴ・ベイリーっぽい。

なお、2009年再発の国内盤には"Love For Money"と"Mountain Mama"のライヴ・バージョンがボーナス・トラックとして追加され、全15曲入りとなっています。

評価 ★★★★★
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Higher (Steve Lee/Leo Leoni/Chris von Rohr)
02. Mountain Mama (Steve Lee/Leo Leoni/Chris von Rohr)
03. Here Comes the Heat (Steve Lee/Leo Leoni/Chris von Rohr)
04. She Goes Down (Steve Lee/Leo Leoni/Chris von Rohr)
05. I'm Your Travelin' Man (Tommy Andris/Jimi Jamison/Mandy Meyer)
06. Love For Money (Steve Lee/Leo Leoni/Chris von Rohr)
07. Get It While You Can (Steve Lee/Leo Leoni/Chris von Rohr)
08. Come Together (John Lennon/Paul McCartney)
09. Dirty Devil Rock (Steve Lee/Leo Leoni/Chris von Rohr)
10. Open Fire (Steve Lee/Leo Leoni/Chris von Rohr)
11. I'm On My Way (Steve Lee/Leo Leoni/Chris von Rohr)
12. Good Time Lover (live/bonus track) (Steve Lee/Leo Leoni/Chris von Rohr)
13. Rock and Roll (live/bonus track) (Jimmy Page/Robert Plant/John Paul Jones/John Bonham)

■Personnel
Steve Lee – vocals
Leo Leoni – guitars, vocals
Hena Habegger – drums
Marc Lynn – bass

Steve Bailey – bass guitar on tracks 9, 11
Pat Regan – keyboards
Steve Bishop – lead guitar on tracks 5, 11

Producer - Chris von Rohr







テーマ : HR/HM
ジャンル : 音楽

Gotthard / Gotthard (1992)

Gotthard.jpg

スイスの誇るハードロック・グループ、ゴットハードの記念すべきデビュー・アルバム。スイスでは彼らのアルバム全てがチャート1位を獲得するなど、国民的人気を獲得していたようです。筆者は彼らを、ツェッペリン、パープル、ユーライア・ヒープ、レインボー、ホワイトスネイクといった70年代ブリティッシュ・ハードロックの、もっとも忠実な後継者の一つと捉えています。ハードポップやAOR的要素はほとんどなく、狭義の「メロハー」にくくるのはどうかと思いますが、ハードかつメロディアスなサウンドということではどうしても取り上げたいバンドなのです。

このアルバムは1992年リリースということですから、すでに20年以上が経過しているわけですが全く古臭さを感じさせない。そして、1stアルバムにしてこの完成度というのは驚かされます。かっこいいリフ、起伏に富んだメロディアスなヒラウタ、ストップの後の待ってましたのサビ、そしてトドメのギター・ソロ、ハードロックの魅力の全てがここにはあります。1曲目の"Standing In the Light"から興奮しっぱなしになります。"Angel"、"All I Care For"なんていう、お約束のような泣かせバラードの名曲もしっかり入っています。パープルのヒット曲"Hush"のカバーも良い出来です。

故スティーヴ・リーのボーカルは、デビュー・アルバムにして既に貫禄さえ感じさせます。ロバート・プラント、デヴィッド・カヴァーデイル、ロニー・ジェイムス・ディオといったボーカリストたちの良いところを総合したような、ハードロックの最も良き歌い手の一人だと思います。2010年のバイク事故死が本当に悔やまれてなりません。レオ・レオーニのギターはオーソドックスながらハードロックのツボを心得ているし、マーク・リンとヘナ・ハーベッガーのリズム隊は手堅くゴットハードの屋台骨を支えています。いやー、実にいいバンドだと思います。ベタほめです。

プロデュースのクリス・フォン・ローアは、スイス・ハードロックの先駆者クロークスのメンバーです。ゲストの参加ミュージシャンは、まず、元ディオ、ホワイトスネイク、現デフ・レパード、シン・リジィのヴィヴィアン・キャンベルが2曲ギターを弾いています。パット・レーガンは、クワイエット・ライオットやドロ、ブラックモアズ・ナイトなど多くのセッションに参加しているキーボード奏者。もう一人のキーボード、ニール・オトゥパッカは、ゴットハード結成以前スティーヴ・リーと共にフォーセールというグループのメンバーだったプレイヤーです。

なお、2009年に再発された国内盤には、ボーナス・トラックとして"Downtown"のライヴ・バージョンが追加収録されています。

評価 ★★★★★
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Standing In the Light (Leoni, Lee)
02. Downtown (Leoni, Lee)
03. Firedance (Leoni, Lee, von Rohr)
04. Hush (South)
05. Mean Street Rocket (Leoni, Lee, von Rohr)
06. Get Down (von Rohr, Mauser)
07. Take Me (Leoni, Lee)
08. Angel (Leoni, Lee)
09. Lonely Heartache (Leoni, Lee)
10. Hunter (Leoni, Lee)
11. All I Care For (Leoni, Lee)
12. "That's It" (Leoni, Habegger)

■Personnel
Steve Lee – vocals
Leo Leoni – guitars, vocals
Marc Lynn – bass
Hena Habegger – drums

Vivian Campbell - lead guitars on Tracks 03 & 06
Neil Otupacca – keyboards
Pat Regan – keyboards

Producer – Chris von Rohr





テーマ : HR/HM
ジャンル : 音楽

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人の好みは十人十色。色んな感じ方、考え方があるからこそ世の中おもしろいって思ってます。

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